令和 2年 9月
定例会 福井市議会会議録 第1号 令和2年8月31日(月曜日)午前10時2分開会────────────────────── 令和2年8月31日,
定例会が
福井市議会議事堂に招集されたので,会議を開いた。──────────────────────〇
議事日程及び会議に付した事件 日程 1
会議録署名議員の指名 日程 2 会期の決定について 日程 3
新型コロナウイルス等影響対策特別委員会の
付託案件について 日程 4
予算特別委員会委員の選任について 日程 5 第80
号議案 令和2年度福井市
一般会計補正予算 日程 6 第81
号議案 令和2年度福井市
中央卸売市場特別会計補正予算 日程 7 第82
号議案 令和2年度福井市
水道事業会計補正予算 日程 8 第83
号議案 市長等の
期末手当の特例に関する条例の制定について 日程 9 第84
号議案 福井市
市税賦課徴収条例等の一部改正について 日程10 第85
号議案 福井市美山森林温泉みらくる亭の設置及び管理に関する条例の廃止について 日程11 第86
号議案 福井市
文化会館の設置及び管理に関する条例及び福井市
文化会館駐車場条例の廃止について 日程12 第87
号議案 財産の取得について (高
規格救急車) 日程13 第88
号議案 財産の取得について (
化学消防ポンプ自動車I型) 日程14 第89
号議案 市道の路線の廃止について 日程15 第90
号議案 市道の路線の認定について 日程16 第20
号報告 専決処分の承認を求めることについて (令和2年度福井市
一般会計補正予算) 日程17 第21
号報告 専決処分の承認を求めることについて (令和2年度福井市
一般会計補正予算) 日程18 第22
号報告 債権放棄の報告について 日程19 第23
号報告 公益財団法人福井市ふれあい公社の令和元
年度決算に関する報告について 日程20 第24
号報告 公益財団法人福井市ふれあい公社の令和2年度
事業計画等に関する報告について 日程21 第25
号報告 まちづくり福井株式会社の令和元
年度決算に関する報告について 日程22 第26
号報告 まちづくり福井株式会社の令和2年度
事業計画に関する報告について 日程23 第27
号報告 公益財団法人福井観光コンベンションビューローの令和元
年度決算に関する報告について 日程24 第28
号報告 公益財団法人福井市
観光協会の令和2年度
事業計画等に関する報告について 日程25 第29
号報告 公益財団法人歴史のみえる
まちづくり協会の令和元
年度決算に関する報告について 日程26 第30
号報告 公益財団法人歴史のみえる
まちづくり協会の令和2年度
事業計画等に関する報告について 日程27 陳情第 5号
地方財政の充実・強化を求める
意見書提出について──────────────────────〇
出席議員(31名) 1番 岩佐 武彦君 2番 酒井 良樹君 3番 山田 文葉君 4番 榊原 光賀君 5番 寺島
恭也君 6番
津田かおり君 7番 近藤 實君 8番 水島 秀晃君 9番 池上 優徳君 10番 福野 大輔君 11番 八田 一以君 12番 菅生 敬一君 13番 伊藤 洋一君 14番 泉 和弥君 15番 藤田 諭君 17番 田中
義乃君 18番 村田 耕一君 19番 片矢 修一君 20番 玉村 正人君 21番 堀江 廣海君 22番 下畑 健二君 23番 鈴木 正樹君 24番 奥島 光晴君 25番 今村 辰和君 26番 野嶋 祐記君 27番 堀川 秀樹君 28番 青木 幹雄君 29番 石丸
浜夫君 30番 見
谷喜代三君 31番 皆川 信正君 32番 加藤 貞信君──────────────────────〇
欠席議員(1名) 16番 中村 綾菜君──────────────────────〇説明のため出席した者 市長 東 村 新 一 君 副市長 西 行 茂 君
企業管理者 前 田 和 宏 君
教育長 吉 川 雄 二 君
都市戦略部長 桑 原 雄 二 君
総務部理事 林 俊 宏 君
財政部長 村 田 雅 俊 君
市民生活部長 牧 野 浩 君
福祉保健部長 齊 藤 正 直 君
商工労働部長 寺 井 道 博 君
農林水産部長 林 岳 宏 君
建設部長 宮 下 和 彦 君
消防局長 松 田 光 広 君
上下水道事業部長 増 永 孝 三 君
教育部長 塚 谷 朋 美 君──────────────────────〇
事務局出席職員 議会事務局長 廣 瀬 峰 雄
議会事務局次長 松 井 優 美
議事調査課長 吉 田 裕 彦
議事調査課長補佐 塚 本 大 祐
議事調査課主幹 有 城 好 直
議事調査課副主幹 秦 宏 樹
議事調査課主査 乘 竹 孝 幸──────────────────────
○議長(見
谷喜代三君) 令和2年9月
福井市議会定例会は本日繰上げ招集され,
出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより開会し,本日の会議を開きます。 なお,本日の
欠席通告議員は,16番
中村綾菜君の1名であります。──────────────────────
○議長(見
谷喜代三君) それでは,日程1
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は,
会議規則第88条の規定により,25番
今村辰和君,26番
野嶋祐記君の御両名を指名します。──────────────────────
○議長(見
谷喜代三君) 次に,日程2 会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 今
定例会の会期は,本日から9月24日までの25日間としたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定しました。 なお,会期中の
会議予定につきましては,お手元に配付しました
会期日程のとおりでございますので,御了承願います。──────────────────────
○議長(見
谷喜代三君) 次に,日程3
新型コロナウイルス等影響対策特別委員会の
付託案件についてを議題とします。 去る6月
定例会において
継続調査となりました
新型コロナウイルス等影響対策特別委員会の
付託案件について,経過の報告を求めます。
新型コロナウイルス等影響対策特別委員長 31番
皆川信正君。 (31番
皆川信正君 登壇)
◆31番(
皆川信正君) 去る6月
定例会において
継続調査となりました
新型コロナウイルス等影響対策に関する諸問題を調査するため,8月18日に
委員会を開催しましたので,
調査経過の概要について御報告申し上げます。 まず,第2波に備えた
感染予防対策について
理事者から,第1波の襲来を受け,本市では
対策本部会議において,
小・中学校の
臨時休業や
市有施設の閉館・
利用制限,
市保健所の
人員体制の強化などを速やかに決定し,
感染症対策に取り組んできた。また,
市保健所では,24時間体制での市民の
相談対応や
感染者に対する退院後4週間の
体調確認といった市独自の施策にも積極的に取り組んでいる。 今後は,市内における
検体採取体制や
PCR検査能力の大幅な向上が見込まれているため,本市においてもそれに合わせて
感染拡大防止体制の強化に取り組んでいくとの報告がありました。 この報告に対し委員から,いわゆる夜の街の特定の業種の方に対象を絞って定期的に
PCR検査を受けてもらう体制を整備するなど,
検査機会を多く設けることで
クラスターの発生を抑制できるのではないかと考えるがどうかとの問いがあり,
理事者から,本市では感染の疑いがある場合や検査が必要であると医師が判断した場合,その
対象者や
濃厚接触者だけでなく,少しでも感染のおそれがある
接触者全てに対して検査を実施している。特定の地域に絞っての
不安解消のための検査も重要とは考えるが,検査で陰性の結果を得たとしても将来の陰性を確保するものではなく,また
医療従事者の
負担増加が懸念されることから,現在は
感染拡大防止のための検査に注力しているとの答弁がありました。 また別の委員から,
感染者の中には退院後に息苦しさなどの
後遺症が続く方もいると聞くが,本市においてはどのような状況なのか,また退院後の
健康状態について
追跡調査は行っているのかとの問いがあり,
理事者から,
後遺症には息苦しさや
倦怠感,
疲労感等があると言われている。本市では
感染者に対して退院後4週間の
健康観察を行っており,一部の方から体力や筋力の低下,喉の
違和感等の訴えはあったが,その後改善したため
後遺症が続いたといった方は今のところ出ていないとの答弁がありました。 さらに別の委員から,
手洗いと
マスクの着用による
感染防止を引き続き周知していくとのことだが,
文部科学省は子どもの
マスクに関して,これまでの基本的に常時着用を見直し,
熱中症対策を優先する方針であるとの報道があった。再開した
小・中学校では,
感染症及び
熱中症対策をどのように行っているのかとの問いがあり,
理事者から,本市ではこれまで基本的に常時着用としながら,
熱中症等の
健康被害が発生する
可能性が高まる場合などに
マスクを外すこととしていたが,国の
方針変更に合わせ,
身体的距離が十分に確保できる場合は着用を必要としない取扱いとするよう各学校に依頼した。今年は夏休みが短縮されたことで
熱中症の危険は例年以上であると認識しているため,
マスクの対応に加え,
健康観察や
環境条件に応じた
活動内容の検討など
熱中症対策を最優先に考えていきたいとの答弁がありました。 次に,高知市との
合同プロモーションについて
理事者から,
新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けた
観光業の振興につなげるため,本市及び高知市にゆかりのある
坂本龍馬を素材として,両市が連携した
観光プロモーションを本年秋に
東京浅草で実施する予定である。 なお,実施の判断については,会場となる東京や全国における
感染症の状況を見極め,安全が担保できると判断した場合に実施するとの報告がありました。 この報告に対し委員から,
コロナ禍での
合同プロモーションの実施に対する高知市の感触はどうなのか,また実施するか否かを9月初旬までに判断するとのことだが,この判断について今後,高知市とはどのように協議していくのかとの問いがあり,
理事者から,高知市には前向きに取り組んでいただいているという感触を得ているが,現在の状況では東京などに出向いて
イベントを開催することは難しいのではないかとの意見もいただいている。今後については,
イベント開催の判断に加え,開催できない場合の
代替案や開催時期の延期,
開催地の変更など,様々なケースを想定しながら協議していくとの答弁がありました。 以上が当
委員会での
調査経過の概要でありますが,当
委員会は今後も調査が終了するまで閉会中も継続して,これら諸問題の
調査研究に当たることに決しましたので,
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(見
谷喜代三君) ただいまの報告に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。
新型コロナウイルス等影響対策特別委員会の
付託案件につきましては,
委員長の
報告どおり調査が終了するまで閉会中も
継続調査と決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。──────────────────────
○議長(見
谷喜代三君) 次に,日程4
予算特別委員会委員の選任についてを議題とします。 このほど,
予算特別委員会委員のうち,10番
福野大輔君,11番 八田一以君,17番
田中義乃君,18番
村田耕一君,19番 片矢修一君,21番
堀江廣海君,22番
下畑健二君,23番
鈴木正樹君,28番
青木幹雄君,30番 見
谷喜代三,31番
皆川信正君,32番
加藤貞信君,以上12名の諸君から辞任願が提出されましたので,
委員会条例第14条の規定により,議長において許可しました。 お諮りします。 ただいま欠員となっております
予算特別委員会委員の選任については,
委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 2番
酒井良樹君,3番
山田文葉君,4番
榊原光賀君,5番
寺島恭也君,7番 近藤實君,8番
水島秀晃君,9番
池上優徳君,14番 泉和弥君,15番 藤田諭君,20番
玉村正人君,27番
堀川秀樹君,29番
石丸浜夫君,以上12名の諸君を
予算特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ここでお知らせします。 この後の休憩時に,
委員長互選のため,
予算特別委員会を第2
委員会室で開催します。 ここで暫時休憩します。 午前10時15分 休憩────────────────────── 午前10時35分 再開
○議長(見
谷喜代三君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 休憩中に開催されました
予算特別委員会におきまして
委員長の互選が行われ,また副
委員長の辞任に伴い副
委員長の互選が併せて行われましたので,その結果を御報告します。
予算特別委員会委員長 水島秀晃君,副
委員長 津田かおり君,以上であります。──────────────────────
○議長(見
谷喜代三君) 次に,日程5ないし日程26を
会議規則第35条の規定により
一括議題とします。
事務局朗読は省略します。
提出者の
提案理由の説明を求めます。 (市長
東村新一君 登壇)
◎市長(
東村新一君) 本日,ここに令和2年9月
福井市議会定例会が開会され,
各種案件の御審議をいただくに当たり,提案いたしました
補正予算案の
概要等につきまして御説明申し上げます。 まず,市民の皆様におかれましては,
手洗いと
マスク着用の徹底,他県との往来に注意するなど,
新型コロナウイルス感染症拡大防止に御理解と御協力をいただき,心から感謝申し上げます。 さて,福井県は
新規感染者が急増し,
入院患者数についても基準を超える見込みがあるとして,今月27日に福井県
感染拡大警報を発令しました。本市におきましても,比較的
感染拡大は抑えられていたものの,25日に7人の感染が発表され,その後も断続的に
陽性者が確認されている状況であります。このことを受け,26日に急遽,
新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し,市民の皆様に対し引き続き警戒を緩めず,
手洗い,
マスクの着用,3密の
回避等の基本的な
感染予防対策を徹底し,お一人お一人がうつらない,うつさないための行動をお願いしたところです。 また,昨日,本市の
小学校に通う
女子児童の感染が確認され,
当該小学校を今日から9月3日まで
臨時休業とし,接触があった
児童等の検査や校舎の消毒などの対応を図っているところです。 本市といたしましても,これまで
感染症対策への取組について重点的に進めてまいりました。今回の
補正予算においても,
感染拡大防止の強化,安全・安心な
市民生活の確保,また
地域経済への支援,
学習環境の充実,新しい
生活様式への対応などに取り組み,
社会経済活動の引上げを図りながら
感染症拡大を防止するための様々な手だてを講じてまいりたいと考えております。 さて,
北陸新幹線建設については,今月3日に
金沢-敦賀間におけるトンネル12本の全てが貫通しました。今後は開業に向け区間全体の工事がさらに加速していくものと期待しております。本市におきましても,福井駅西口の再
開発事業で
駅前電車通り北地区A街区の再
開発組合が
権利変換計画について今月19日に県の認可を受けました。これにより,10月から
解体工事に着手する見通しとなるなど,
北陸新幹線福井開業に向け
中心市街地の新たな
まちづくりが着実に進展していくものと考えております。 このような中,本市の
プロモーション事業は最も大切な時期を迎えております。
北陸新幹線福井開業を見据え,イメージアップや認知度を高め,
交流人口の拡大につなげるためには,開業までの2年半の間,集中的に情報を発信していかなければなりません。先月27日には本市の
イメージロゴ「福いいネ!」を発表いたしましたが,これを本市の
プロモーションの旗印として活用し,
議員各位及び市民の皆様と一丸となって本市の
魅力発信や
機運醸成に取り組んでまいりたいと思っております。 それでは,9月
補正予算案について御説明申し上げます。 このたびの
補正予算案は,先ほど申し上げた
新型コロナウイルス感染症対策に関する事業及びこの事業を実行するために中止・縮減する事業について
減額補正を計上するもの,さらに国・県の
補助金等に伴う事業や
各種施策を推進するための取組について予算を計上いたしました。 今回の
補正予算案の規模は,
一般会計で10億401万円,
中央卸売市場特別会計で77万3,000円を追加し,
水道事業会計で27万8,000円を減額するもので,補正後の
予算額は,
一般会計で1,459億3,583万2,000円,
特別会計で775億3,054万円,
企業会計で280億6,972万2,000円,全会計では2,515億3,609万4,000円となります。 その
事業内容につきまして御説明申し上げます。 第1に,
新型コロナウイルス感染症対応に関する事業のうち,
感染拡大防止の強化としまして,まず
感染症対策のため
保育園等が
備品等を購入する際に要する経費を支援します。 次に,妊娠・子育てサポートセンターふくっこ内の
感染予防に必要な
備品等を購入します。 また,
感染症が拡大する中で冬季間の
インフルエンザ流行期における
発熱患者の
診療体制に万全を期すため,休日
急患センターにおいて
ドライブスルーなどによる問診や
検査体制の確立に必要な
環境整備を行います。 さらに,休日
急患歯科診療所における
感染症対策を強化するため,治療の際に発生する
飛沫等を口腔外から吸引する装置の導入を支援します。 また,
図書館における
感染症防止対策を図るため,
図書消毒機を
図書館に設置します。 次に,安全・安心な
市民生活の確保としまして,まず
感染症の影響により
利用者が大幅に減少した
地域鉄道事業者,
路線バスの
運行事業者に対し,
安定運行の維持のための
経営支援及び
利用回復に向けた
環境整備支援を行います。 次に,
感染症対策として
避難所を
小学校体育館に変更したことに伴い,今後の寒さ対策のためにエマージェンシーブランケットを追加配備します。 また,
感染症拡大による
生活困窮者の
相談体制の強化を図るため,
自立相談支援員を増員します。 さらに,
感染症拡大により影響を受けている
就労継続支援事業所の
生産活動を下支えすることにより,
障害者の働く場及び
利用者の賃金,工賃を確保します。 次に,
地域経済への支援としまして,まず県の
中小企業休業等要請協力金について,本市の
事業者に支給された
協力金の2分の1を負担します。 次に,福井の食を代表する
越前ガニのシーズンに合わせ,お得な
宿泊クーポン券を発行し,
観光誘客の拡大を図ります。 また,
感染症が拡大する中で,解雇による
失業者の増大が懸念されることから,雇用の安定を図るため,
奨励金を交付します。 さらに,
感染症拡大により
結婚式等の
イベントが自粛される傾向にあり,花卉の需要が激減しているため,市内産花卉の
消費拡大を図ります。 また,
感染症拡大により売上高の大幅な減少などの影響が生じている
生産者を支援するため,
ECサイトを開設し,その特性を生かした
情報発信,
販路開拓を行うとともに,ふくい「一押しの逸品」等の魅力をPRする動画を作成し,
農林水産物の
消費拡大を図ります。 次に,
感染症の影響により
雇用情勢が厳しくなる中で,
失業者を雇用した
経営体に対し賃金の一部を補助することで雇用の受皿の確保と
農林水産業の
人手不足の解消を図ります。 さらに,
感染症の影響により
木材需要が低下している中,林業の経営安定を支援するとともに,木材で製作した
飛沫感染防止用仕切り板の
購入支援を行い,木材の
活用促進と
感染症防止対策を図ります。 加えて,
感染症拡大の影響を受け収入が減少している
漁業者に対して,
生産性の向上や作業の
効率化につながる
漁船機器等の導入を支援します。 次に,
市場事業者等の
経営環境が厳しくなる中,
事業者等の
事業継続を支援します。 また,
感染症拡大防止のため,本市の
休業要請に応じた
指定管理者に対し,今後の
感染拡大防止への協力と
経営安定等を図るため,
協力金を支給します。 次に,
学習環境の充実としまして,まず
感染症対策として
小・中学校における
衛生環境の改善を図るため,トイレの
洋式化及び
手洗い場の増設を行います。 次に,実施を予定していた修学旅行をやむを得ず中止した場合に生じる
キャンセル料を補填します。 また,
学校再開後の
追加授業日数の確保に伴い,児童・生徒への
生活支援を行う,いきいきサポーター,
障害児介助員及び
学校運営支援員の
追加配置を行います。 さらに,児童・生徒1人1台端末の
早期実現に向けタブレットを購入します。 次に,新しい
生活様式への対応としまして,まず
感染リスクを抑えながら業務を継続するため,職員の
テレワーク環境を整備します。加えて,
感染症の対策として庁内外で
リモート会議を行える環境を整備します。 また,
東京圏からの
移住促進に加え,全国からの
移住者を対象に新たな
支援メニューを設け,U・
Iターンを促進します。 次に,
感染症が拡大する中で,市民が安全・安心な状況で
文化芸術に触れることができるよう
文化芸術活動を支援するとともに,
文化芸術の拠点でもあるハピリンホールにおいて
イベントの
ライブ配信ができる環境を整えます。 第2に,中止・
縮減事業でございます。
新型コロナウイルス感染症対策に係る事業の財源を確保するため,
感染症の影響によりやむを得ず中止や
延期等を余儀なくされたふくい
桜まつりや
福井フェニックスまつりなどの事業について
予算額を減額するものです。 なお,
議会経費及び
特別職期末手当の減額につきましては,先ほど御説明いたしました休日
急患センター感染症対策事業などの財源に充当いたします。 第3に,国・県の
補助金等に伴う事業でございます。 国に要望しておりました補助の
内示等に伴い,
事業費を増額いたします。 まず,
漁業活動の
安全性及び
作業効率を高めるため,
白浜漁港に消
波ブロックを設置します。 次に,
北陸新幹線福井開業に向けて,まちなかの市民の憩いの場であり,身近に自然と触れ合える
足羽山公園内の環境を整備します。 第4に,
各種施策を推進するための取組でございます。 まず,
所得税法,
地方税法等の改正にそれぞれ対応するため,
システム等の改修を行うものです。 次に,
避難情報を速やかに発信するため,市の
防災行政無線と
県災害情報インターネットシステムを連携させます。 また,未婚の
児童扶養手当受給者に対する臨時・
特別給付金事業に対する
補助金の
超過交付分を返還します。 さらに,今月12日に文化庁から認定を受けた計画に基づき,一乗
谷朝倉氏遺跡と
県資料館を
文化拠点とした
通信環境等の整備を行います。 次に,6月14日から15日にかけて発生した大雨で被災した林道,農地及び
農業用施設を復旧します。また,
大雨等の災害に備えるため,
耕地排水機場の設備を更新します。 さらに,市道に設置されている
道路照明灯3,270基のうち,
水銀灯ランプ1,284基を
LED灯に取り替えます。あわせて,令和3年度から令和12年度までの
債務負担行為の設定をします。 以上が今回の
補正予算案の内容であります。 なお,予算案以外の議案及び報告につきましては,それぞれ記載の
提案理由に基づき提案した次第です。細部に関しましては,いずれも一般質問,あるいは各
委員会での審議等におきまして詳細に御説明申し上げたいと存じます。 何とぞ十分に御審議の上,妥当な御議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(見
谷喜代三君) ただいま説明のありました第80
号議案ないし第90
号議案,第20
号報告ないし第30
号報告について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。──────────────────────
○議長(見
谷喜代三君) 次に,日程27を議題とします。 事務局に朗読させます。 (
事務局朗読) 日程27 陳情第5号
地方財政の充実・強化を求める
意見書提出について
○議長(見
谷喜代三君) それでは,今ほど上程しました第80
号議案ないし第90
号議案,第20
号報告及び第21
号報告,陳情第5号については,お手元に配付しました
付託案件表のとおり,それぞれ所管の常任
委員会及び
予算特別委員会に付託します。 〔
付託案件表は本号末尾参照〕 なお,第22
号報告ないし第30
号報告については,関係法の規定により議会に提出,報告するだけでよいことになっておりますので,御了承願います。 以上で本日の
議事日程は全部終了しました。 これをもちまして散会します。 午前10時52分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長署名議員署名議員
△〔参照〕 付 託 案 件 表 総 務 委 員 会番 号件 名第83
号議案市長等の
期末手当の特例に関する条例の制定について第84
号議案福井市
市税賦課徴収条例等の一部改正について第87
号議案財産の取得について
(高
規格救急車)第88
号議案財産の取得について
(
化学消防ポンプ自動車I型)陳情第5号
地方財政の充実・強化を求める
意見書提出について 建 設 委 員 会番 号件 名第89
号議案市道の路線の廃止について第90
号議案市道の路線の認定について 経 済 企 業 委 員 会番 号件 名第85
号議案福井市美山森林温泉みらくる亭の設置及び管理に関する条例の廃止について第86
号議案福井市
文化会館の設置及び管理に関する条例及び福井市
文化会館駐車場条例の廃止について 予 算 特 別 委 員 会番 号件 名第80
号議案令和2年度福井市
一般会計補正予算第81
号議案令和2年度福井市
中央卸売市場特別会計補正予算第82
号議案令和2年度福井市
水道事業会計補正予算第20
号報告専決処分の承認を求めることについて
(令和2年度福井市
一般会計補正予算)第21
号報告専決処分の承認を求めることについて
(令和2年度福井市
一般会計補正予算)...